2007年09月15日
ステッチングマシンを作る その4 さっそく使ってみた

image:はじめて作った部品
このフライス盤は中国で生産されたもので、OEMとしていろんなメーカーから発売されている。それだけにある程度信頼できるものなのだろうと高をくくっていた。しかし一筋縄ではいかない。まず木箱を開けてビックリ。真っ赤なゼリー状の防錆剤が、これでもかと言うぐらい塗りたくられていた。購入したのは3月だったので石油ストーブ用の灯油がポリタンクに残っていた。それをウエスに染み込ませて拭き取ろうというのだが、半端な量じゃない。ウエスはみるみるうちにゼリーの固まりと化していく。そこで、プラスチック製の定規でゼリーを大方こそぎ落としてから拭き上げた。次はいよいよ作業台の上に持ち上げるのだが、50kgの鉄のかたまりは相当の根性を要する。うめきながらも何とか持ち上げ、作業台にあらかじめ開けた穴にボルトで固定をした。早速ハンドルを回転させテーブルを動かしてみるが、どうもガタがある。フライス盤の先輩達のサイト情報によると、やはり最初は分解して各部の締め付け直しや場合によってはサンドペーパーなどでの修正が必要だとある。機械の構造自体は恐ろしく単純で分解組み立てにはなんの問題もないのだが、とにかく油で手が汚れる。この時の写真がないのはそのせいだ。とてもじゃないが、カメラを触れる手ではない。そんなこんなで半日を掛け調整を済ませた。テーブルにバイスを取り付ける。この時の精度がそのまま加工精度になるのでノギスを当てながら慎重に行った。適当なアルミの部品をバイスにくわえさせて、エンドミルを取り付ける。電源を投入しダイヤルをひねる。エンドミルが回転をはじめた。さらにダイヤルをひねると回転速度が上がる。どのくらいの速度が適当なのかが分からないのでダイヤルをちょうど真ん中ぐらいにして、ゆっくりとテーブルを動かす。いよいよ切削だ。エンドミルが加工物に触れて切り子が出てくる。そのままゆっくりとテーブルを動かし続ける。削り取られた部分が美しく光っている。感動的な光景である。回転速度や切り込み量を変えながら無秩序にテーブルを後かす。こりゃ面白い!騒音を気にしていたのだが、切削すること自体で大きな音が出ることはないようだ。むしろフライス盤のモーター付近からのカラカラと不快な音の方が気になる。プラスチック製のギアがなっているのだろう。しかし、面白い。そんなこんなで数日間はフライス盤に張り付いていた。材料のアルミやアリミゾカッターなどを揃えて、いよいよ図面通りの加工をはじめた。最初はおっかなびっくりであったが、徐々に操作にも慣れ目的の部品を作ることができた。
投稿者 天一郎 : 2007年09月15日 17:19
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